金魚がウチにやってきた (岩波アクティブ新書)
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金魚がウチにやってきた (岩波アクティブ新書)

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この商品の感想

金魚を見る目が変わるかも
金魚が観賞魚として扱われてきた歴史・文化的側面を紹介するとともに、金魚の飼育法を解説する本です。

金魚は変異を起こしやすい種であるフナから発生し、変異を重ねることで現在の形になったそうです。しかし、今の形になるには金魚が自然に繁殖するままに任せておいてはだめで、愛玩用の形質を持つ魚を人が選択的に残すことが重要だった、という内容から始まります。そのため、金魚の形や色は先人の美意識を強く反映したもので、金魚はたんなる愛玩用の魚を超えた美術品・芸術品であると著者は主張しています。本には実際に、何種類もの美しい金魚や金魚に関連した美術品の写真が掲載されていて、読むにつれて著者の主張に引き込まれていきます。また、江戸時代に庶民から金持ちまでの多くの人に幅広く親しまれた金魚の話なども記載されており、歴史的な位置づけも楽しめました。

本の後半は、子供が金魚すくいなどでいきなり金魚を持って来たらどうやって飼うんだ、というところから始まります。いきなり身近な話題になって前半とのギャップも面白いですが、なんとか金魚を生き延びさせなくては、という著者の金魚に対する愛情が感じられました。

全体を通して、金魚に対する著者の思い入れや愛情が感じられる好著だと思います。前半の話を知っていると、今後、金魚を見るときの目が変わるかもしれません。


金魚は美術品?
私は、自分が実際に金魚を飼い心を尽くして可愛がっている者として、
「金魚は人間が2000年近い時間をかけて作り上げた、動く美術品」なので
「金魚を魚と思うな」という筆者の主張には素直に同意できません。

確かに、金魚が人間が人為的に品種改良を重ね、人間の好みに合うように
作り上げられてきたことは事実です。
しかし、養魚場を作って金魚を沢山繁殖させるつもりもない、私のような
素人の金魚愛好家にとっては、たとえ選別段階で落とされてしまうような
「基準に合わない」金魚であっても、生きている一つの命ですし、
うちに来た以上天寿を全うさせるまで大切にしてあげたい、と思うのです。

作者は「金魚を全く知らない人にも身近に感じてほしい」と言う様なことを
述べておられますが、上記のような素人の心情を余り分かっておられず、
反ってそれを逆撫でするような記述が多いような気がしますので、
この本はあまりお勧めできません。


和金好きは止めた方が
飼育書と思い購入してしまいましたが、そうではなく
普通の読み物として読んだほうが良いと思います。

ここからは個人的なレビューとして見てください。
まず和金好きの方は作者が嫌いになる事と思います。
お勧めしません。

(サブタイトル?)
[金魚は「魚」ではなく人間の作った「美術品」]
魚は魚だと思います、どんなに変わっても。
私は風流な感じも好きなのですが、これはなんだか上品性重視?
「反野生の姿が金魚の美しさ」自然好きとしては痛い言葉です。
不自然をどう自然に出来るか、それも金魚の魅力では?
勿論私はフナも好きなので、こんな意見になるのでしょうが。

それから作者、もしかすると金魚以外はよく判っていないのかもしれません。

「丸い体で背びれがなく、泳ぎにくくて可哀想」だと思われる金魚に対し
犬を例題に出して、
「ダックスフントが自分の体に苦痛を感じながら暮らしているように見えない」っとの内容。
当たり前です、ダックスフントは立派な狩猟犬。
観賞金魚に狩猟が出来るかなぁ…

犬に興味の無い私が知っているのに
編集者も何故気がつかなかったのだろう?と思いました。
もしかすると他にもあるのかもしれません。
誤った知識で恥を掻く前に、他の本の購入を勧めます。

何故、夜店の金魚はすぐ死ぬか?
身近な生き物「金魚」。そんな金魚に対して我々はあまりにも無知かもしれない。夜店の金魚を飼おうとして、すぐ死なせてしまった経験は多くの人にあると思う。金魚自体が弱いということもあるが、それ以上に水質に気を遣わなくてはいけないらしい。

この本を読んで、金魚に対して何て失礼な扱いをしていたのだろうと反省することしきりである。

途中に1ページ1匹ずつカラー写真で24種もの金魚を紹介しており、見たことあるものから驚くべき容姿をしたものまでいて、手軽な金魚図鑑としての使い方もできる。

金魚の飼い方が中心であるが、雑学的なことも載っていて、読んでいて楽しい本である。

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