ハ・ペト・ロジー―爬虫・両生類と正しい付き合いを楽しむ雑誌 (Vol.2(2004.Aug)) (Seibundo mook)
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ハ・ペト・ロジー―爬虫・両生類と正しい付き合いを楽しむ雑誌 (Vol.2(2004.Aug)) (Seibundo mook) 定価 2,940円 新品 2,940円から 中古 2,313円から |
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この商品の感想
爬虫類系の定期刊行雑誌はもともと少ないですが、この本はと
ても参考になり、また考えさせられる雑誌です。
単に飼育方法を載せている本は沢山有りますが、従来の飼育方
法への検証や1歩踏み込んだ爬虫類事情などもあり新鮮です。
私が特に注目した点は貴重な種も含まれる爬虫類という動物を
飼うという覚悟について。種の保存に絡めて、現状の飼い主へ
のメッセージをおなじみの千石先生などがとても広い観点から
論議している特集は必見です。爬虫類飼育にはセンス・知識・
お金そしてなによりも貴重な個体を自然から預かるという哲学
が必要・・と爬虫類を飼うものとして一度読まれておくと、あ
なた自身が考える飼育環境や日々の観察眼に大きくフィードバ
ックできる事でしょう。
どちらかというと飼育初心者よりも中級者以上の方向けとは思
いますがオススメです。
読み応え満点です
ペットとしての爬虫類雑誌は色々と出ていますが
本書は純然たる爬虫類雑誌となっております
そのため国産種やその生息地にもスポットを当てており
飼育や繁殖についてはあまり触れていません
爬虫類は動物である!と言う、ごく全うかつ基本的な
爬虫類はペットでしかない!と言うようなスタンスの本とは大きく異なります
標本の作り方や、野外での観察のポイント、
現在の爬虫類の置かれている状況とその問題点など
目新しい視点での記事が興味深いです。
本の構成(八重山関連の記事がダブっている上内容も重複気味)や
ライターの質(研究者としては一流かも知れないが物書きとしてはどうか)
と言う点が少々気になりますが…おおむね読みやすく
科学的根拠に基づかない独善的な意見もなく、読んでいて納得できる事が多いです
いわゆるショップの呪縛やしがらみがないため、広告が少なくて読みやすいですが
それが高価格につながっている気がします、
雑誌で2800円はちょっと厳しいです(月刊でないのが不幸中の幸い)
志は高いのですが、この価格では普通の人が手に取ってくれるかどうか
微妙なところかと思います
しかしながら、この価格に見合う価値は十分にある本で有るとも思います
末永く続刊してくれることを強く願う本です。
突如出現した異端誌
本誌は、従来の爬虫類情報誌に真っ向から対抗する作りになっています。
従来が「こうすれば飼える」だったのに対し、ブリードの進んでいるような一部の種の飼育情報は載せているとはいえ「安易に飼うな」が基本スタンスです。トップ記事や対談等にそれが伺えます。
また執筆者は、従来の雑誌がライター、ペットショップ経営者等の方々だったのに対し、動物園飼育係等、従来誌ではお目にかかれない方々になっております。とにかく徹底的に従来誌との差別化を計っています。よってか、従来誌の関係者の方々、及び爬虫類業界の方々との接点は非常に希薄で、独自の誌面構成が目立ちます。標本制作の記事などはこの本誌Vol2で初めて見ました。非常に新鮮でした。
爬虫類業界もそれなりに成長を遂げ、こういう業界との接点、悪く言えば癒着が無い雑誌(本誌はムック扱いですが)も出て来ていいのではないかと思います。むしろその方が健全な業界発展というものではないでしょうか。現在でも主流は「業界関係者みんな友達」というような業界ですから。
飼育者に求められるのは、主流である従来誌と異端とも言える本誌を見比べて独自の意見・スタンスを持つことではないでしょうか。
ただ、いかんせんネックが値段。カラーがふんだんにあるとはいえ、つくづく高いですね

